第5回 ペットが喜ぶ手作りスイーツのレシピ

こんにちは。ペットロスカウンセラーの星川美紀です。ペットのスイーツ、「無添加で安全な食材を選んで与えたい」と思っていませんか?今回は「愛犬愛猫にスイーツをあげたいけど、食べさせて大丈夫なのか心配。」という声にお応えして安全な食材を使った手作りスイーツレシピをご紹介します。使用している食材は犬猫はもちろんのこと私達も食べられるものを選びました。たとえば砂糖をオリゴ糖、バターを植物性マーガリン、小麦粉を米粉、スポンジケーキをポテトやカボチャ、生クリームを豆腐に変えて工夫をしています。おやつをあげたくなる愛犬や愛猫へご褒美はいかがでしょうか?たまには時間をかけて手作りスイーツも楽しいですよ♪

与えてはいけない食材

与えてはいけない食材とは、犬や猫の体質(アレルギーを持っているなど)によって違ってきますが、私の場合は不安な食材があれば調べたり、一度に与えすぎないようにしています。また飼っている愛犬愛猫の体質を把握することが大切なことだと思います。与えてはいけない危険度が高い食材を一部ご紹介します。参考にしてみてください。

・ねぎ、たまねぎ、にら、にんにく
玉ねぎ中毒とも呼ばれ、玉ねぎにはアリルプロピルジスルファイドなどの成分が含まれていて赤血球を破壊し溶血性貧血をひき起こします。
・チョコレート、ココア、カフェインが入っているもの
カカオにはデオブロミンという興奮作用をひき起こす有害な物質が入っています。犬や猫は解毒に時間がかかるので危険。カフェインも同様です。
・香辛料、スナック類 
下痢や消火不良を起こす原因になります。ほとんどのスナック類のお菓子は味も濃く、香辛料が使われています。
・豚の生肉、鶏肉の骨
豚の生肉に寄生しているトキソプラズマという寄生虫が下痢や目の障害をひき起こします。鶏肉の骨は火が通ると縦に避けやすくなるので喉に刺さりやすくなります。
・スルメ
胃の中で10倍以上にも膨れ上がることもあり、腸からも通過できず吐くこともできなくなり危険な状態になる恐れがあります。

可愛くて美味しい簡単レシピ

手作りなら、何の食材を使って作ったか管理できるのでアレルギーを持っている愛犬愛猫も安心して食べられます。もちろん、私達も一緒に食べる事ができます。 初めてお迎えした日、お誕生日、バレンタインデー、お雛様、etc…大切なペットのアニバーサリーの想い出に、手作りスイーツを添えて楽しいひと時を一緒に過ごしてみてはいかがでしょうか。

クッキー(砂糖・小麦粉・バター 不使用)

【材料】(約12枚分)
製菓用米粉 60g  
片栗粉 10g  
オリーブオイル 30g  
オリゴ糖 40g
牛乳 適量(生地が固い時に調整する)
*¹ アイシング 適量(飾り用)

 【作り方】

1.材料をボールに入れて生地が手に付かなくなるまでよくこねる。

2.生地が固い場合は牛乳を入れて調整する。

3.生地を伸ばして好きな型で抜く。170度のオーブンで15分くらい焼く。

4.冷めたらアイシングなどで飾りを付ける。

小麦粉を使用する場合(砂糖・バター 不使用)

【材料】(約15枚分)
薄力粉 120g
コーンスターチ 25g
オリゴ糖 30g
オリーブオイル15g
卵 1個
*¹ アイシング 適量(飾り用)

 【作り方】

作り方は、「砂糖、小麦粉、バター不使用クッキー」と同じ。

1.材料をボールに入れて生地が手に付かなくなるまでよくこねる。

2.生地が固い場合は牛乳を入れて調整する。

3.生地を伸ばして好きな型で抜く。170度のオーブンで15分くらい焼く。

4.冷めたらアイシングなどで飾りを付ける。

飾り用のアイシング(砂糖 不使用)

【材料】
コーンスターチ 5cc
卵白 3cc
オリゴ糖シロップ 1cc
食紅 (赤色、黄色、青色)

分量はコーンスターチと卵白で調整しながら固めに作ります。オリゴ糖は甘味を加える程度で。色紅を混ぜながら好きな色を作ります。

 

【作り方】

1.最初にベースの白を作ります。

2.コーンスターチに卵白、オリゴ糖を入れながら混ぜます。(一度に入れず固さを調整しながら入れて下さい) 他の色を作るときにはベースの白に食紅を混ぜていきます。

 

何色も混ぜてオリジナル色にしていくのも楽しいです。 固さも量もコーンスターチ、卵白、オリゴ糖を調整しながら変えてみてください。

ケーキ

砂糖不使用のパンケーキ

【材料】 生地
薄力粉 100g  
ベーキングパウダー 10g
牛乳 80cc
りんご 1個
【材料】 ソース
植物性マーガリン 少々
オレンジ(果汁にする)半分
【材料】トッピング
果物(好きな物) 少々
ピューレKISS(猫用)
野菜ボーロ(犬用)
オリーブオイル  少々

 【作り方】

1.ボールに薄力粉、ベーキングパウダー、りんご(すりおろす)、牛乳を入れて混ぜる。

2.よく温めたフライパンまたはホットプレートに、生地がくっつかないようにするためにオリーブオイルを少しだけ入れて焼く。 表面がプツプツしてきたら、ひっくり返して蓋をして3分。 焦がさないように火は弱めで。

3.ソースはオレンジを絞って溶かしたマーガリンを加え艶を出す。

4.トッピングに好きな果物を食べやすくカットして飾る

5.お皿の周りには猫用のピューレを飾りました。

6.野菜の緑色ボーロを散らして完成。 作り方のコツ 生地の固さは牛乳で調整する。 砂糖不使用なのでソースを添えました。今回はオレンジを使いましたが、好きなもので結構です。普段食べているドッグフード、キャットフードを一工夫するとより食べやすくなります。

デコレーションケーキ

【材料】
ジャガイモ 3個
カボチャ 8/1個
人参 2/1本
りんご 4/1個
豆腐 少量
麩(花型) 6枚
オリーブオイル 小さじ1

作り方


1.カボチャ、ジャガイモは耐熱皿に入れて電子レンジで柔らかくし、ボウルを別にしそれぞれ分けて潰す。

2.豆腐は水切りをして潰す。

3.人参はクッキーの型で抜きレンジで柔らかくする。

4.麩はお水に付けてもどす。

 

5.りんごは皮を残したまま薄く切って、レンジでしんなりさせ薔薇の花弁のように巻いていく。


6.小さめのケーキの型に薄くマーガリンを塗り、 カボチャ、ジャガイモ、カボチャと交互に詰めて抜く。

7.りんご、人参、麩をかざる。豆腐を絞り袋に入れてクリームのように絞り出す。

まとめ

我が家は保護犬の里親探しの一時預かりをしているので、保護犬がやってきます。その子たちのこれまでの環境は、スイーツとは無縁の子ばかり。ですので、お迎えした日と里親が見つかって「いってらっしゃい」をする日には手作りスイーツでお祝いします。心を込めて作って、楽しんで、一緒に美味しく食べます。時間をかけて作るのに、食べ始めると一瞬で消えていきます。 あらら…でもそれは美味しい証拠ね!きっといい思い出になってくれることでしょう。

ここでご紹介したレシピは家にある材料で作れ、好きな物で代用できます。砂糖やバターを使っていないのでカロリーも低めです。是非みなさんも愛犬愛猫の体質に合わせた手作りスイーツを楽しんでくださいね。

ライタープロフィール


1962年生まれ。山形県出身。ペットロスカウンセラー、小動物看護士、小動物介護士、ドッグシッターなどの資格所持。物心ついた頃からいつも側に動物がいて犬、猫は欠かさずプラス鳥類、金魚、亀、ウサギ、モルモット、アヒル、ウズラも飼いました。現在は保護犬の里親探しの一時預かり、ペットロスの心のケアをしています。

私たちを笑顔にするニャンダフルライフ

ジョワーヌアンバサダー兼ライター 1期生

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東京ファンライフ不動産、代表の今西千登瀬です。住まいから女性のライフスタイルをサポートしていくような情報をお伝えしています。

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ポーセラーツとフラワーアレンジメントインストラクターとして活動している高橋佐知です。日常の生活がちょっと華やかになるひと手間をお伝えしています。


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湘南在住、地元イベント・ラジオ・モデル出演などで活躍している大淵麻衣子です。湘南・鎌倉の魅力やオススメスポットなどをご紹介します。

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ペットロスカウンセラーの星川美紀です。「動物なんか嫌い!」と思っている方にも動物に興味をもっていただけるようなコラムをお伝えしています。